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水うちわ、二年目の挑戦 |
気がつくと、あっという間に、季節は夏に向かっていました。
今年こそ、美濃の雁皮紙で水うちわを作ろう。
corsoyardからサンプルの和紙が届きました。
水うちわにふさわしいと思われる和紙を用意してくれました。
何度かの試し貼り。
住井さんは、感じていました。
去年用いた和紙よりも、確実に質が高く貼りやすい、かつ丈夫であると。
まだまだ安定生産には課題が残るものの、品質は保証されました。
その品質には、美濃和紙ネットワーク21の若手職人らを陰で応援し、
家田紙工・家田学さんによるプロデュースが大きな力となりました。
たくさんの支えの中で、また一歩、私たちは岐阜の水うちわに近づきました。
一年目の水うちわの反響からか、水うちわの復活を応援してくれる人は
確実に増えていきました。
三人は常に、それらの人々から“勇気”や“知恵”や“信念”を学び続けます。
復活二年目。
水うちわの展示・販売をしてはどうか、
家田学さん、アートプロデューサーである古田菜穂子さんからのお招きで、展示会への出展が実現しました。
ひとつの出会いが出会いを引き寄せ、更にそれがまた新たな出会いを生み出します。
水うちわは、そんなたくさんの出会いを経て、今ここまできています。
誰かが水うちわを手にした瞬間、すでに新たな出会いは始まっています。
そして水うちわは、その瞬間に、新たに創り出されます。
水うちわ復活の物語は、同時に水うちわ創造の物語ともなっているのです。
<つづく>
文責:水野馨生里
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