透明な、特別なうちわ
水うちわは、雁皮紙(がんぴし)という非常に薄い紙を貼り、専用のニスを塗って仕上げてあるのが大きな特徴です。ニスを塗る事により、透明感が出て、涼しげなうちわに仕上がります。 見た目が透けているのと昔は水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとったので、水うちわと呼ばれているようです(考え方としては打ち水に似た感じでしょうか)。 チリンチリン、と鳴る風鈴の音を聴いて(聴覚的に)涼しさを感じていたように水うちわは視覚的に涼しさを感じる事が出来ると思います。
一度生産が途切れる
10年程前までは、岐阜団扇のお店である住井富次郎商店である程度の生産をしておりましたが、雁皮紙のニーズの低下に伴って美濃市で漉くことがなくなり、また同時にうちわ絵を描く職人さんがいなくなってしまったということもあり、現在では商品としては作られておりません。
そういう状況の中で、現存している水うちわは本当に僅か数本です。左の写真の上2枚は、住井富次郎商店さん所蔵のものですが、下2枚は、香川県丸亀市の「うちわの港ミュージアム」所蔵の岐阜うちわ・水うちわになります。
新たな水うちわへ動き出す
2004年夏より、古い雁皮紙に絵を描いたものが見つかり、試作の試みが始まりました。本ホームページでも、その試作への道のりが解説してあります。
コンテストによる絵師の発掘、美濃和紙職人によるあらたな雁皮紙の開発、またさらには竹の骨組みに関しても、岐阜での調達を目指して新たな取り組みを始めています。
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